
看護師がおすすめする
熱中症対策グッズです♪
毎年のように熱中症に関するニュースが後を絶ちませんが、2019年の今年、みなさんは何か対策をお考えでしょうか??
熱中症でもっとも大切なことは、熱中症にならないための対策を万全にすること。
そこで、看護師のわたしが経験談を踏まえながら、熱中症対策グッズとして、
- 飲み物
- 食べ物
- 建設業の現場などでも使いやすいアイテム
をランキング化してみました。

2019年の夏も無事に過ごせるように、
盤石な準備をして外出・出勤されてくださいね。
熱中症対策グッズを選ぶための基礎知識

効果的な熱中症対策グッズを選ぶためにも、
まずは基礎知識をわかりやすく説明します。
熱中症は様々な症状の総称のこと
まず、熱中症の原因とは、
「高温多湿な屋外や仕事場、
激しい労働やスポーツなどの運動によって生じた熱に、
からだが対応できない」
ことです。
つまり、からだが体温の上昇に対応できなくなって、様々な症状があなたを襲うのです。
特に、建設業の現場では、屋外で直射日光を浴びやすく、そんなところで肉体労働をするので体温がグングン上昇しやすい。
もちろん、運動会なども、炎天下のなかでグラウンドに出てスポーツをしている状態なので、熱中症になる確率がグーンと高まっています。
だからこそ、熱中症対策グッズをしっかりと装備して、熱中症から身をまもることが大切。
体温調節がうまくいかなくなる

もちろん、私たちのからだは通常、体温を調節しています。
たとえば、気温や運動などによって体温が上がると、汗をかくことによって皮膚の表面から熱を逃がそうとします。
汗が蒸発した際に熱が逃げることで体を冷やし、自然と体温調節ができるような仕組みですね。
しかし、真夏日などでは、どうしても体が耐えられなくなって、体温調節の機能がうまく働かなくなります。
そして、体温調節ができなくなると、からだの温度がグングン高まってしまいます。
その結果、からだには様々な不調が引き起こされて、熱中症と呼ばれる状態となるのです。
特に要注意!熱中症の原因となる3つ!
ここで、特に注意をしておきたい、熱中症になりやすい条件を具体的にまとめておきます。
逆にいえば、熱中症対策グッズの選び方としてオススメなのは、あなたが作業する/運動する現場の条件から逆算すること。
もちろん、熱中症の引き金となる条件すべてに対して予防策をつくるべきですが、さすがに難しいでしょう。
なので、できるだけ多くの条件から身を守れるように意識して、熱中症対策グッズを選んでいきましょう。
〈原因その1. 環境による熱中症〉
- 高温・多湿(暑くて湿度も高い)
- 風が弱い、風通しが悪い
- 強い日差し
- 熱波
- 閉め切っている部屋・エアコンが無い部屋
〈原因その2. 行動による熱中症〉
- 水分(塩分)補給ができない、しない
- 激しい労働や運動
- 慣れない労働や運動
- 屋外での長時間の作業
- 高温多湿な環境(室内でも)での長時間の作業
〈原因その3. からだのコンディション〉
- こども(乳幼児)や高齢者であること
- 肥満の人
- 風邪や下痢など脱水状態の人
- 寝不足や二日酔いなど体調不良の人
- 持病のある人
- 栄養状態の悪い人

それでは、以上の基礎知識をふまえて…
看護師のわたしがおすすめしている熱中症対策グッズを紹介していきますね。
看護師が教える熱中症対策グッズ集
それでは、
の順番にわけて、熱中症対策グッズを紹介していきますね。
【1】”環境” を意識した対策グッズ

まずは、あなたが過ごす部屋や、
現場で活用したいグッズです。
〈環境を知る・整える〉
「温湿度計」
熱中症は、炎天下での労働や暑い日のスポーツだけでなく、「室内で家事をしている or 事務所でデスクワークをしている」などの日常の生活の中でも起こります。
高温・多湿や風通しの悪さなど、熱中症の原因となる環境下では、普段の生活の中でも熱中症が起こりうるのです。
そこで、まずは過ごす場所の環境を知り、整えることが大切です。
温湿度計には様々なものがあり、プロが使用している精密なものなどもありますが、今回は家庭でも使用しやすいインテリアを損なわないオシャレな温湿度計もご紹介します。
我が家でもリビングや寝室など、その部屋に応じたデザインの温湿度計を設置し、こまめにチェックしています。
温湿度計は、夏場の熱中症対策だけではなく、冬の室温・乾燥管理にも便利ですよ。
「熱中症計」
さらに、おでかけの際にも便利な、持ち運べる熱中症計(チェッカー)があります。
外出中も、熱中症の危険度を知ることができますよ。
〈上手に暑さを避ける〉
屋外へ出るときには、日陰を選んで歩くなどの工夫をしましょう。
また、帽子や日傘を使用するなど、暑さへの対策を心掛けましょう。
屋外だけではなく、高温・多湿となる室内でも、エアコンを利用したり風通しを良くしたりと、室温や湿度の調節をすることが大切です。
そのうえで、からだの体温調節を妨げない、通気性の良い素材や形状の服装など、上手に暑さを避ける・和らげる工夫をしましょう。
「薄手の羽織りもの」
そして、薄手の羽織りものは、私が個人的にとても重宝しているアイテムのひとつです。
夏といえば半袖というイメージも根強くあるかと思いますが、炎天下での肌の露出は、日焼けのリスクがあります。
強い日焼けは、いわゆる「ヤケドをしている状態」として、皮膚科での治療対象となる場合もあります。
私はこうした皮膚のトラブルを避けたり、紫外線によるトラブルを避けたりするために、夏でも長袖を着用しています。
しかし、厚手の素材や風通しの悪い衣服では、夏の暑さの中ではとても苦痛に感じてしまいますよね。
また、厚い素材・形状の衣服であれば、熱中症のリスクも高くなります。
ゆったりとした薄手の羽織りものであれば、風通しを妨げずに、さらには熱もこもらずに着用することができます。
特に、私が愛用しているのは、透けるほど薄手の素材でできているパーカーなので、直射日光を肌で感じてしまう半袖よりも涼しく感じられるメリットがあります。
室内や屋外を出入りするような場合でも、サッと着脱して調節しやすいので、夏の間はとても出番が多いワードローブにもなっていますね。
紫外線対策として便利な側面もあり、パーカーであればフードで頭部や首の後ろ部分をカバーすることもできるため、屋外での活動に便利ですよ。
メーカーによっては、紫外線カット機能がワンシーズンのものや、半永久的に効果が持続するものなどもありますし、接触冷感機能付きのものなど様々です。
逆に、クーラーの効きすぎている室内に入ったときなどにも、サッと羽織ってからだを冷やし過ぎないようにするなど、寒暖差の体温調節もできて便利です。

薄手なのでコンパクトになり、
携帯性も良いので重宝しています。
「保冷グッズ」
一方で、熱中症になってしまった場合には、応急処置として、身体を冷やすことが大切です。
身体の熱を冷ます際には、首元やわきの下、太ももの付け根など、からだの表面近くにある太い血管を冷やすと効果的です。
また、熱中症の予防としても、保冷グッズが多く市販されています。
私の場合は、ウォーキングをするときなどにタオル型のものや、ジェル状の保冷剤を首元に巻いて楽しんでいますよ。
そして、濡らして使用するタオル型のタイプは、公園などの水道で冷やし直して使用することができて便利。
冷凍タイプのジェル状保冷剤などは、溶けてしまうと再び凍らせる必要はあるものの、しっかりとからだを冷やすことができるので、用途に合わせて使い分けましょう。
夏の屋外でのイベントで看護師のお仕事をしていたこともあり、そういった際には自分自身もこまめな水分補給や保冷剤でからだを冷やすなど、熱中症対策をしながら乗り切った経験があります。
ここで、仕事中はわきの下や太ももの付け根などよりも、首元を冷やすタイプであれば活動の妨げになりにくいので、とても重宝していました。
【2】”行動” の対策グッズ

つづいて、
行動面にフォーカスをした熱中症対策グッズです。
〈こまめな水分補給・塩分補給〉
熱中症対策では、こまめな水分補給がとても大切です。
また、水分だけではなく、塩分も補給することが大切なポイントとなります。
高温・多湿のところで作業や労働、スポーツなどによって汗をたくさんかくと、からだの水分だけではなく、塩分やミネラルも失われていくんですね。
そのため、水分だけの補給では、からだの塩分やミネラルのバランスが崩れてしまい、熱中症の症状を悪化させてしまうこともあるのです。
水分(塩分)補給~スポーツドリンク・経口補水液
そして、水分&塩分補給のための食塩水は手作りもできますが、市販のスポーツドリンクや経口補水液などを利用するのが手軽で便利です。
経口補水液の例
ここで、ワンポイント・アドバイスですが、こまめな水分補給とはどういう意味なのか??
実は、大量の水分を一気に飲んでも、吸収されずに多くは排泄されてしまいます。
「こまめに」とは、コップ一杯程度の水分を、生活ペースに合わせて1日に8回程度で計画的に補給することです。
のどが渇いたことを自覚してから慌てて一気に補給するのではなく、のどが渇く前からこまめに水分補給をすることが理想的であると言われています。
水分補給をする飲料の温度は、体温に近い温度であると吸収が良いとされていますね。
とは言え、飲みやすい温度のもので苦痛なく、十分に水分補給をすることも大切だという考え方から、お好みの温度で飲んでもOK。
塩分補給 ~塩飴やタブレット~
手軽に塩分やミネラルを補給することができるアイテムとして、塩飴やタブレットもおすすめです。
携帯もしやすいので便利ですよね。
私の場合は、遠方への出勤の際には、念のため塩飴を持ち歩きました。
水分はコンビニや自動販売機などで好きなドリンクを購入して、塩分は塩飴で補給するといった工夫をしていましたね。
もちろん、スポーツドリンクを利用することもありますが、気分によっては好きな飲料を飲んでホッと一息つきたい時もあるので、塩分補給に塩飴を利用するといった使い方も工夫次第なのです。
〈無理をせず休憩する〉

対策グッズよりも意識すべきは、
休憩のタイミングですね!!
ここまで、行動面の対策グッズを紹介してきましたが、何はともあれ、熱中症は予防が一番大切です。
また、熱中症になってしまった場合にも、軽症のうちに速やかに応急処置をすることが大切になります。
「はじめは軽い頭痛だったから~」などの理由で、「もう少し頑張れる」と無理をしているうちに、気が付いたら倒れてしまっていたというケースが多いのです。
そして、熱中症が気が付かないうちに、危険な状態へと進行してしまうこともありますね。
やはり、こまめな水分補給と休憩をとりつつ、体調がおかしいなと少しでも感じたときは無理をしないようにしましょう。
体調に異変を感じたら、日陰などの涼しい場所へ避難をし、衣服をゆるめると良いですね。
そして、水分補給やからだを冷やすなど、応急処置を行いましょう。
つまり、対策グッズをそろえることも重要なのですが、それ以上にご自身の体調を常々チェックすることの方がもっと大切です。
そのためにも、熱中症の基礎知識をバッチリ抑えておくことをオススメします。
それでは、休憩時に使いやすい、おすすめの対策グッズも紹介していきますね。
建設業の現場作業では屋外で休むケースが増えますし、ぜひご利用ください。
「休憩グッズ~保冷剤まくら」
ということで、休憩に便利なアイテムをご紹介します。
からだを効果的に冷やすには、首元やわきの下、太ももの付け根など、からだの表面近くにある太い血管を冷やすのが効果的。
しかし、そこまでする必要はなく、心地よく休憩したいといった場合などには、保冷材のまくらが便利ですね。
我が家でも、クーラーまでは必要ないけれど、少し寝苦しいといった程度の暑い夜には、保冷材まくらを利用しています。
カチコチに凍ってしまうタイプではなく、凍っても柔らかさが保たれるタイプのものを利用しており、心地よく休むことができますよ。
「接触冷感のまくらカバー」
我が家はソフトタイプの保冷剤まくらを利用していますが、自分のまくらでぐっすり眠りたいといった方には、ひんやりと気持ちの良いまくらカバーなども市販されていますね。
【3】”からだの状態” の対策グッズ

さいごに、体のコンディションに着目した、
熱中症対策グッズについてです。
〈子供・乳幼児や、高齢者は熱中症になりやすい〉
まず、子供(乳幼児)はからだが未熟であったり、言葉で体調不良を伝えることができなかったりしますよね。
そのため、熱中症にかかりやすく、さらに気が付いてあげにくいといった難しい面もあります。
「子供用イオン飲料」
やはり、子供は自分でこまめな水分補給をすることが難しいため、保護者がこまめに水分補給をさせてあげる必要があります。
しかし大人用の市販ドリンクでは、子供のからだに負担となってしまうことがあり、そんな時には子供用のイオン飲料などが便利です。
我が家では、子供が乳幼児の間は、子供用のイオン飲料を利用していましたね。
また、高齢の方は、からだの機能の衰えなどから熱中症になりやすく、注意深く配慮してあげてください。
高齢の方が脱水状態になりやすいことを考慮して、喉が渇いたときだけに飲むのではなく、時間を決めて計画的にこまめな水分補給をすることがすすめられています。
「ゼリー状経口補水液・とろみ付け用の商品」
そして、高齢者の場合では、嚥下機能(口の中の食べ物を胃にのみ下す機能)が衰えていることがあり、むせ込みやすい。
なので、お年寄りには、ゼリー状の方が安全に摂取しやすいこともあります。
また、水分にとろみを付けるための商品もあります。
たとえば、私が勤務していた高齢者の多い病棟では、計画的にタイムスケジュールを組み、ゼリーやとろみ商品を利用して水分の補給に取り組んでいました。
ご家庭での介護などでも、お味噌汁やスープなどの水分にとろみを付け、より安全にお食事ができるようになったというお話もよく耳にしますね。
また、糖尿病などの持病がある場合には、熱中症になると持病の悪化を招く危険性もあるため、主治医の指示に従って、熱中症には十分に気をつけましょう。
熱中症対策グッズを利用する場合にも、主治医などに確認して、栄養や生活指導・指示がある場合にはそちらを優先してくださいね。
〈子供は地面から近いため、大人よりも気温の高い環境にいる〉
また、外気温は、晴れの日などには地面近くで高温となります。
そして、大人よりも、身長の低い子供の方が地面からの熱を受けやすいので注意が必要です。
さらに、子供のからだの体温調節機能は大人よりも未熟であるため、大人がそれほど暑いと自覚していない日であっても、注意深く子供に配慮すべきですね。
「携帯できる扇風機」
そして、我が家では、キャンプなどのアウトドアのときなどに小さな扇風機も持参しています。
日陰で休憩をさせるときなど、風を当ててあげると熱をより逃がしてあげやすく、体温調整に便利ですね。
充電式や電池式など色々な商品がありますので、お好みや用途に合わせて選んでいきましょう。
「涼しく休憩できるアイテム」
最後に、ひんやりとからだを冷やすことができて、休憩場所を確保できるアイテムもあります。
たとえば、↑こちらのクッションのように、レジャーやアウトドアなどでも便利に休憩できますよ♪
まとめ~熱中症対策グッズまとめ

いかがだったでしょうか??
今回は、熱中症対策に便利なグッズや、私が個人的に重宝しているアイテムなどをご紹介してきました。
熱中症対策には、様々なグッズが市販されています。
生活スタイルやお好みに合わせて、熱中症対策グッズを便利に利用し、楽しく暑さを乗り切ってみてはいかがでしょうか??
特に、あなたが過ごす現場の条件にあわせて、熱中症対策グッズを逆算して選んでいことをオススメします。
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